鬼大名の新アートブック
2025-06-03 16:41:08

京都のアートシーンを振り返る『鬼大名 The Echoes of KYOTO』発信

京都のアートシーンを振り返る



新たなアートブック『鬼大名 The Echoes of KYOTO』が、Sandwichから刊行されることが発表されました。この書籍は、京都芸術大学の教授である鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平の3名によるキュレーションユニット「鬼大名」の活動を通じて、過去10年以上の京都のアートシーンに焦点を当てています。

鬼大名の活動の歴史



鬼大名は2016年に「ホテル アンテルーム 京都」のアートディレクションを手掛ける際に結成されました。それからの約10年にわたり、彼らは展覧会や商業施設のアートディレクションなど、多岐にわたるプロジェクトに関与してきました。これらの活動は、アートが社会や教育とどのように結びつくのかを探り、若手作家たちの創作エネルギーを引き出す重要な役割を担ってきました。また、アートマーケットで生き延びるための方法も学生たちに伝えています。

本書の内容と掲載プロジェクト



このアートブックでは、12のプロジェクトを通じて、これまでに参加した180名近いアーティストの作品が取り上げられています。鬼大名の活動を通じて、アーティストたちをその系譜に位置付けるだけでなく、これからのクリエイティブな道を歩む人々への道標を示す試みもなされています。アートの循環を促し、その現状を描写することは、本書における重要なテーマです。

京都の若手作家たちの活躍



最近、京都の若手作家たちの活躍が目覚ましいものとなっています。大学を卒業したばかりの新進気鋭のアーティストたちが次々とシーンに登場し、注目を浴びています。高いポテンシャルを持った作家たちがこの土地で育まれているのは、京都独自のアートの生態系があるからです。

プロジェクトの多様性と国際性



本書に収められた各プロジェクトは京都を拠点としながらも、国内外に向けて幅広く展開されています。例えば、東 京都 展やPOLYPHONY(上海)、Flare(ロンドン)など、国境を越えたプロジェクトが次々と展開されています。これにより、ページをめくるごとにアーティストたちの声が響き渡り、彼らの創造力が感じられることでしょう。

インタビューの掲載



また、本書には京都芸術大学の教授である椿昇氏や、同大学の造形技術支援工房「ウルトラファクトリー」のディレクターであるヤノベケンジ氏へのインタビューも収録されています。彼らは鬼大名やSandwichの実践の源流について語り、京都から広がるアートシーンの過去と未来を展望しています。

書籍詳細



『鬼大名 The Echoes of KYOTO』は、著者に鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平を迎え、インタビューは椿昇氏とヤノベケンジ氏が行っています。発行日は2025年5月28日で、A4変形(W204×H286)、並製、400ページの内容となっています。定価は5,500円(税込)で、京都蔦屋書店にて先行販売&予約が受付中です。詳細はこちらから確認できます。

京都のアートシーンを深く知るための一冊が、いよいよ世に出ます。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: 鬼頭健吾 大庭大介 名和晃平

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。

OSZAR »