藤井睦美氏が語るアニメ制作の魅力とAMGでの経験
東映アニメーションで活躍する藤井睦美氏が、アミューズメントメディア総合学院(AMG)で特別講義を行い、アニメ制作の真髄や自身の経験について多くの学生に語りました。彼女の経歴や当日の講義の内容、学生たちの将来への影響を詳しく見ていきましょう。
藤井睦美氏の経歴
藤井氏は、2018年にAMGを卒業後、同年4月に東映アニメーションに入社するという経歴を持っています。彼女は、アニメ業界に入る前に別の業界で数年間働いており、その経験を経てAMGに進むことに決めました。卒業後、藤井さんは「おしりたんてい」など、数々のアニメで作画監督や原画マンとして活躍しており、そのスキルを多様なプロジェクトで発揮しています。
これまでの主な業務
- - 2018年8月:アニメ「おしりたんてい」第8話での動画チェック
- - 2019年8月:劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」で動画検査
- - 2020年12月:アニメ「ONE PIECE」953話に原画で初参加
- - 2025年3月:映画「おしりたんてい スター・アンド・ムーン」で作画監督
- - 2025年5月10日:アニメ「おしりたんてい」114話の作画監督
現在も藤井さんは「おしりたんてい」の現場で作画監督と原画マン両方の役割を担っており、日々クリエイティブな業務に邁進しています。
講義内容と学生たちの質問
講義では、藤井氏がアニメ制作の実際の現場で経験したことや意識していることを語り、在校生たちは多くの質問を投げかけました。「学生時代に一番学べてよかったこと」について尋ねられた藤井さんは、グループ制作の重要性を強調し、他学科との連携やチーム内での意見の衝突がいかに成長に寄与したかを説明しました。
また、アニメーターとしての学生時代の取り組みについても触れ、「業界用語の習得やタイムシートの読み方を学んだことが非常に役立った」と語りました。様々な分野のプロフェッショナルに接することも、大きな財産となったと感じているようです。
AMGでの学び
AMGでは、「アニメーター・監督専攻」と「制作・プロデューサー専攻」の2つのコースがあり、学生はそれぞれの専門分野で学びながら、プロのアニメーターによる実地指導を受けることができます。共同制作や個人制作によるアニメの制作を通じて、プロと同じ環境で実践的な技術を磨く機会が設けられています。
藤井さんの特別講義は、在校生にとって多くのインスピレーションや具体的な学びの場となりました。彼女の経験を通じて、自身の将来に向けたモチベーションを高めることでしょう。
おしりたんていの魅力
「おしりたんてい」は、トロル原作の人気探偵シリーズで、絵本やアプリ、アニメ、映画としても展開されています。全国で愛されるキャラクターは、IQ1104の名探偵が推理を展開する姿が特徴で、様々なキャラクターたちと共に難事件に挑むストーリーが魅力です。
この作品は、アムースメントメディア総合学院から業界へ羽ばたく若手アニメーターにとっての代表的な成功例の一つとも言えるでしょう。藤井老师の言葉を胸に、学生たちは制作の現場での経験を活かし、さらなる成長へとつなげていくことでしょう。
まとめ
藤井睦美さんの講義から学んだ多くのことは、アニメーション制作を目指す学生たちの心に深く刻まれたことでしょう。AMGでの教育と実践が、未来のクリエイターたちを築いていく様子を、これからも見守りたいと思います。