ジョージアの魅力を詰め込んだショートフィルム特集
新たな映画体験を提供する「ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)」が、6月に注目のジョージアのショートフィルム特集を開催します。これは国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)2025のオンラインサテライト会場として組まれたイベントで、全4週にわたって魅力的な作品が無料で配信されます。
ジョージアは、独自の歴史と文化背景を持ち、特に映画においてもその魅力が詰まった作品が多く生まれています。本特集では、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニが「哲学的に軽妙で子どものように純粋無垢」と評するジョージア映画の世界観を、お楽しみいただけます。
配信される作品群
毎週異なるテーマのもとで上映されるジョージアのショートフィルムは、いずれも独特の視点から描かれた物語です。以下は各作品の概要です。
1週目:甘酸っぱい"猶予"のような時間 (6月4日配信)
『桑の実』(Black Mulberry) 監督:Gabriel Razmadze
雪の降る静かな街、炭鉱の町チアトゥラでの切ない青春の物語が展開されます。少年と少女が過ごす一日は、現実からの逃避でもあり、新たな発見でもあるでしょう。彼らが体験する一日が、甘酸っぱい感情を引き出すこと間違いなしです。
2週目:亡き母の魂と踊る時間(6月11日配信)
『ワルツ』(Waltz) 監督:Lado Kvataniya
この作品は、亡き母親との見えない繋がりと、魂の転生をテーマにしています。母を失った主人公が、新たな姿となった母と再会し、二人の間に生まれる新しい絆を描いています。
3週目:過去と現在の交錯 (6月18日配信)
『一日が終わるまで』(Till the End of the Day) 監督:Anna Sarukhanova
姉妹が祖父の家を訪れるが、そこには未解決の過去が待ち受けています。過去の記憶と現在の選択が交錯し、彼女たちの家族の絆を試すことになります。どのような決断を下すのか、目が離せません。
4週目:禁じられた遊び(6月25日配信)
『灼熱の陽の下で』(Burning Sun) 監督:Nutsa Tsikaridze
無邪気な子供たちが「死」と向き合う様子が描かれます。好奇心から始まった彼らの冒険が、予期せぬ現実につながっていく物語です。子供たちの純粋な心が浮かび上がることでしょう。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」について
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、2008年から2017年にかけて横浜に存在したショートフィルム専門映画館の理念を引き継ぎ、様々なショートフィルムを定期的に配信しています。人間の優しさや強さを描いた作品を通じて、視聴者の日常をより豊かにすることを目指しています。
ぜひ、この機会にジョージアの美しい映像世界に浸り、心温まる物語をご覧ください。